本日は、22日に（株）東京カンテイが発表した2021年3月の三大都市圏における中古（既存）マンション70㎡換算価格の推移について取り上げたいと思います！
首都圏の既存マンション価格は4,021万円（前月比3.3％上昇）と7ヵ月連続で上昇し、2002年の集計開始以来初となる4,000万円台を突破しました。なんと約20年ぶりです！都県別では、東京都は5,535万円（同1.4％上昇）と9ヵ月連続のプラス。埼玉県は2,469万円（同3.7％上昇）と、築浅事例の減少もあり上昇度合いが強まった。神奈川県は2,979万円（同0.8％上昇）、千葉県は2,213万円（同1.2％上昇）と、引き続き1％前後のプラスで推移。前月と同様に、1都3県すべてでプラスという結果となりました。
以前より、首都圏における既存マンションの価格上昇についてはお話しして参りました。やはり日々、中古市場の流通をチェックしている我々からしても、実際に肌で感じています。特に、今回（株）東京カンテイが取り上げた70㎡換算の住戸に関しては、コロナ禍の影響でテレワークが推進され、現居よりも広いお部屋への住み替え需要が増加傾向にあります。当然、需要が喚起されたことで価格も上昇している構図ということです。
他にも価格上昇の要因としては、既存のマンション市場自体の売り出し件数（以前ブログでご紹介したレインズ登録件も）が少なくそこに対しても希少性から価格上昇するという相乗作用もありました。お住み替えを検討される方が増えている一方、自身の持ち家（マンション）が高く売れるか市場の見極めが難しく躊躇ってしまう方もいるということです。しかし、前月同様1都3県すべてで価格上昇しているところから出口の見え方としても安定してきているので、今は売り時として捉えて良いと思います！
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